20231102 バブル崩壊で露呈した企業年金の大誤算 1998年前後の金融危機において、企業年金のおかれた環境は大激変し、企業は制度の導入時には全く想定されなかった事態に直面します。さて、企業年金の誤算とは何なのか。 年金基金
20231026 生命保険会社なのだから生命保険で勝負したらどうだ 生命保険会社は、投資商品に保険の衣を着せることで、資産運用の危険を回避し、特殊税制を巧妙に利用して営業し、手数料の構造を不透明にしているわけです。 保険
20231019 料理の下手な銀行に切れ味のいい包丁を与えると 銀行の規制を緩和するのは、顧客の最善の利益に適うように働かせるためなのに、現実には手数料稼ぎの選択肢を増やすだけなのなら、逆に規制を強化するほかないのか。 金融行政方針
20231012 企業年金基金の資産運用から利益相反が一掃される日のために 企業年金基金の資産運用について、金融庁長官であった森信親氏が6年前に述べたことは、今漸くにして実現されようとしています。さて、これは速いのやら、遅いのやら。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金
20231005 地場証券の伝統を破壊する人、捨てる人、堅持する人 地場証券のあるものは、千葉銀行に買収されて「犯罪に近い」ことをし、独立を守るために「ほぼ犯罪」に手を染めますが、真の地場証券は、誇り高き伝統を堅持しているはずです。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20230928 企業年金基金に資産運用において最善を尽くす義務を課すと 最善を尽くす義務は、投資運用業者の顧客である企業年金基金に課されることにより、投資運用業者に対して、より強力に機能して、投資運用業者は、その履行を徹底するようになるわけです。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金
20230921 こうすれば金融機関は顧客の最善の利益のために働かざるを得なくなる 最近の千葉銀行等のように、顧客の利益に反したものが淘汰もされずに堂々と存続するなかで、金融機関に顧客の最善の利益を実現させることは、いかにして可能なのか。 金融行政方針
20230914 ある法律の数奇な運命を支配した金融改革への執念 制定時には異色を放った法律は、斬新すぎて、直ちに日陰に放置され、数奇な運命のもと、長い時を経て、陽の当たる場所に再登場し、更なる飛躍を目指しています。 金融行政方針
20230907 金融機関の淘汰と非金融への展開で金融は成長する もはや金融は特殊な領域ではなく、その成長があり得るとすれば、商業の常識である顧客本位の徹底、劣悪な金融機関の淘汰、非金融との境界の消滅が前提になるわけです。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20230831 限りなき欲望による狂った浪費と経済合理的な賢い消費 稀覯書の市場では、需要は不動で、実用性のある廉価な古書の市場では、需要の変動に供給が即応し、普通の優良古書の市場では、需要の変動が古書店を淘汰するのは、なぜなのか。 アートな投資