20130725 資本人材の資本利潤 企業組織論の根本を問い直す「人的資本投資」シリーズ第6弾。資本人材というのは、平たくいえば、自立した人間のことで、自分で考え、工夫し、上司から指示される前に適切に行動できるような企業内人材のことです。企業の成長を支えるこのような資本人材の創造的働きは、まさに人的資本投資の理論の中核概念と言えるでしょう。 人的資本投資
20130718 人材の不良債権化 企業の人材処遇においては、どうしても貢献への期待に対する処遇という要素をなくすことができません。企業の立場からみたとき、期待貢献ほどには実際貢献を実現できていない人材というものができてしまいます。しかし、実績が期待を上回ろうが下回ろうが、どちらにしても報酬は調整されなくてはいけません。そうでなければ、人事制度の公正公平性が保てず、最終的には組織統制の崩壊を招くことにもなるでしょう。 人的資本投資
20130711 貢献と処遇、あるいは債務人材と資本人材 企業が人を処遇するにあたっては、貢献に応じた報酬を適合させるべきです。ただし、時間軸は問題で、勤続期間全体を通じた累積値としての貢献と報酬を一致させるとすれば、そこには高度な工夫が必要です。債務人材と資本人材について、HCAの観点から考えます。 人的資本投資
20130703 人的資本投資の理論 HCの屋号の謂れは「human capital」、つまり「人的資本」です。人の処遇については、よく、人件費という費用の扱いではなくて、人への投資という資産として考えるべきだといわれます。今回は、金融としての投資の理論的道具立てを使って、人への投資を理論化します。 人的資本投資