月間市況概況 2023年4月分
【為替】
ドル円は、米金融市場の揺れに対する警戒感が薄れたものの、月初の米国雇用統計や景況指数が弱かったことなどを背景にドル安の展開でした。中旬以降、米国では利上げ停止の観測が強まった一方、経済成長率がプラスで市場の予想を上回ったことなどから、一進一退でした。月末には円安の方向に転じ、月間では2.31%のドル高円安でした。ユーロ円は、ユーロ経済圏の景気回復に対する不透明感が依然として強いものの、主要国ドイツの経済回復を好感し、またECBが利上げ継続の姿勢を示したことなどによりユーロ高が継続しました。月間では3.96%のユーロ高円安でした。ポンド円は、インフレ圧力が引き続き高位であるものの、BOEの利上げ継続が期待され、ポンド高で推移しました。月間では4.00%のポンド 高円安でした。
ドル円は、米金融市場の揺れに対する警戒感が薄れたものの、月初の米国雇用統計や景況指数が弱かったことなどを背景にドル安の展開でした。中旬以降、米国では利上げ停止の観測が強まった一方、経済成長率がプラスで市場の予想を上回ったことなどから、一進一退でした。月末には円安の方向に転じ、月間では2.31%のドル高円安でした。ユーロ円は、ユーロ経済圏の景気回復に対する不透明感が依然として強いものの、主要国ドイツの経済回復を好感し、またECBが利上げ継続の姿勢を示したことなどによりユーロ高が継続しました。月間では3.96%のユーロ高円安でした。ポンド円は、インフレ圧力が引き続き高位であるものの、BOEの利上げ継続が期待され、ポンド高で推移しました。月間では4.00%のポンド 高円安でした。
【債券】
主要国の国債利回りは前月比まちまちとなりました。米国ではFRBの利上げ停止が意識され、頭打ち感がみられ小幅に低下しました。欧州では好調な経済指標を受けてECBが利上げを継続するとの見方から上昇しました。日本は日銀による政策修正観測から上昇しましたが、月末に早期の修正観測が後退し、上昇幅を縮めました。主要国の10年債利回りは、英国が23bps上昇し3.72%、米国が5bps低下し3.43%、日本が2bps上昇し0.35%、ドイツが1bps上昇し2.32%、フランスが7bps上昇し2.89%となりました。その他のクレジット資産では、投資適格債、ハイイールド債はともに上昇しました。
主要国の国債利回りは前月比まちまちとなりました。米国ではFRBの利上げ停止が意識され、頭打ち感がみられ小幅に低下しました。欧州では好調な経済指標を受けてECBが利上げを継続するとの見方から上昇しました。日本は日銀による政策修正観測から上昇しましたが、月末に早期の修正観測が後退し、上昇幅を縮めました。主要国の10年債利回りは、英国が23bps上昇し3.72%、米国が5bps低下し3.43%、日本が2bps上昇し0.35%、ドイツが1bps上昇し2.32%、フランスが7bps上昇し2.89%となりました。その他のクレジット資産では、投資適格債、ハイイールド債はともに上昇しました。
【株式】
先進国の株式市場は米インフレ率の鈍化からFRBの利上げ停止が意識されたことに加えて、欧州での好調な経済指標や有名投資家による日本株への強気な姿勢を受けて全体的に上昇しました。新興国では、中国が経済回復の見込みから上昇するも米中関係の悪化から月間では低下しました。(先進国で+1.75%、新興国で-1.13%)
セクター別で見ますと、最も上昇したのは生活必需品で+4.33%、次いでエネルギーで、+3.84%でした。低下したのは素材とITのみで、素材が-0.48%、ITが-0.13%でした。
先進国の株式市場は米インフレ率の鈍化からFRBの利上げ停止が意識されたことに加えて、欧州での好調な経済指標や有名投資家による日本株への強気な姿勢を受けて全体的に上昇しました。新興国では、中国が経済回復の見込みから上昇するも米中関係の悪化から月間では低下しました。(先進国で+1.75%、新興国で-1.13%)
セクター別で見ますと、最も上昇したのは生活必需品で+4.33%、次いでエネルギーで、+3.84%でした。低下したのは素材とITのみで、素材が-0.48%、ITが-0.13%でした。