20221222 表面的なコスト削減と実質的なコスト増加 企業経営において、常にコスト削減が叫ばれますが、コストは価値創造のためのもので、コスト削減によって価値が低下したのでは意味がありません。さて、コスト削減は有益なのか。 成長戦略
20220512 企業金融はパブリックがいいのかプライベートがいいのか 株式上場や公募社債の発行などのパブリックな資本市場における企業金融に対して、プライベートな関係性のなかでの企業金融は、いかなる利点を有するのか。 成長戦略
20220310 金融は下請制を温存させるのか解体させるのか 日本の産業界に幅広く定着している下請制においては、下請企業が構造的に不利益を蒙りやすくなるわけですが、その取引条件の公正化に、いかにして金融は貢献できるのか。 成長戦略
20220127 投資と事業経営の優劣を決するのは資金調達力だ 事業経営に資金は不可欠ですが、必要なときに必要な資金を確実に調達できれば、手元資金を最小化できて、経営効率が高くなります。要は、経営能力とは、資金調達力に集約されるのではないか。 成長戦略
20220120 自転車操業は理想的な効率経営である 自転車操業とは、事業者に手元資金の余裕が全くなく、直前の入金によって、辛うじて出金が可能になるような状況ですが、その何がいけないのか、むしろ、資金効率を最大化しているのではないか。 成長戦略
20210603 投資は情熱的に計算して理性的に賭けることだ 投資は賭けであり、賭けを欠いた理性的な計算からは何も創造されませんが、賭けに情熱を燃やせば投機となって、いずれ身を滅ぼします。賭けは、理性で制御されるときに投資となり、価値を生むのです。 成長戦略
20210114 そう旨くない羊羹が寂びた九谷の鉢に盛られるとき モノが不足していた貧しい時代には、モノは生産されるだけ売れて、経済は成長し、モノの効率的な供給のための産業構造が確立したのです。時がたち、モノが過剰なほどに満ち足りたとき、産業構造の転換は不可避だったはずですが、さて、本当に転換したのか。単なるモノの消費が付加価値を生まなくなったとき、モノに替わるべきものは何か。 成長戦略
20201217 隅田川は羊羹のように流れて観光業に至る 「夜半の隅田川は何度見ても、詩人S・Mの言葉を超えることは出来ない。-「羊羹のように流れている。」」、芥川龍之介の最晩年の小品「都会で」にある警句です。夜の隅田川を羊羹に喩えるのは詩人の優れた感性ですが、東京湾河口部において隅田川に流れはなく、流れないからこそ羊羹なのです。 成長戦略
20201210 企業経営は創造と売却の無限の循環だ 芸術で家計が回る人、即ち、創造したものを売却して資金を作り、それを元手に次の創造に向かう人が芸術家なのと同様に、価値のある不動産を開発し、それを売却して次の開発に向かうのが真の不動産開発業者だとしたら、更に一般化して、事業価値のあるものを創造し、それを売却して次の創造に向かうのが企業経営の本質だといえないか。 成長戦略
20201126 レガシーを上手に使わないと未来はないぞ レガシー、即ち、過去から承継される遺産は、未来への連続的成長のために活用されるべきあり、未来が過去からの断絶だとしても、変革の阻害要因として捨て去られるべきではなく、全く異なるものに変形されて、全く異なる価値を生み続けるものとして、全く新たな環境に移植されるべきです。 成長戦略