20240314 情報量の増大で消費者が得るのは利便性か苦痛か 過剰情報の混乱と、情報操作の危険のなかで、本質的に脆弱な消費者の利益を守るために、新たな消費者法は、どのような社会共同体の関与を構想するのか。 フィデューシャリー・デューティー
20240307 自由で気儘な消費者の非合理を優しく合理化する事業者の責任 誰しも信頼できる商店や金融機関を選ぶのだから、その消費者の事業者に対する素朴な信頼は、法律上も、手厚く保護されるべきではないか。 フィデューシャリー・デューティー
20240229 金融の顧客本位は過剰情報で顧客に苦痛を与えていないか 事業者の顧客に対する真の義務は、情報の提供ではなく、情報の提供が不要になるほどの最高度の信頼関係のなかで、顧客の最善の利益を保証することではないのか。 フィデューシャリー・デューティー 顧客本位
20240201 顧客の利益に適っていても最善の利益には反し得ること 最善のものは、ある条件のもとで、たった一つに特定されます。逆に、条件が異なれば、各条件に応じて、最善のものは無数にあり得ます。さて、法律にいう「顧客等の最善の利益」とは何か。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240125 売るも親切、売らぬも親切の誠実公正義務 金融サービス提供者が負う誠実公正義務について、前原誠司議員が「売らぬも親切」の法理を導いた以上、「貸さぬも親切」も法規範になったというべきではないか。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240118 前原誠司先生が明らかにした「売らぬも親切」の立法化の意義 法律改正により、金融サービス提供者が新たに負うことになった誠実公正義務について、前原誠司議員の国会での質問をもとに、その真の意義を考えます。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240111 前原誠司先生の高い見識による金商法等改正法解説 昨年の11月20日に成立した改正法の「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」について、前原誠司議員の国会での秀逸を極めた質問は、見事な解説になっています。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20231221 前原誠司議員が鋭く突いた「顧客等の最善の利益」の意味 新たに成立した金商法等改正法の審議過程において、前原誠司議員は極めて鋭い質問をしています。では、どこに前原先生の問題意識があったのか。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20231012 企業年金基金の資産運用から利益相反が一掃される日のために 企業年金基金の資産運用について、金融庁長官であった森信親氏が6年前に述べたことは、今漸くにして実現されようとしています。さて、これは速いのやら、遅いのやら。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金
20230928 企業年金基金に資産運用において最善を尽くす義務を課すと 最善を尽くす義務は、投資運用業者の顧客である企業年金基金に課されることにより、投資運用業者に対して、より強力に機能して、投資運用業者は、その履行を徹底するようになるわけです。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金