20231207 非金融とテクノロジーが破壊できない金融こそ真の金融だ 非金融とテクノロジーは、金融の特権性を破壊することで、金融を顧客本位なものにし、一方で、非対面の新たな事業を創造し、他方で、対面の事業展開を高度化させ、効率化させます。 金融の脱構築
20231109 肥育牛ABLにおける牛の担保価値は情報だ 融資において、担保に意味があるとしたら、債務不履行時に債権を保全することではなく、債務者の経営状況に関する情報を即時に入手して、債務不履行を未然に回避することです。 金融の脱構築
20230824 銀行とノンバンクの連携構想における異色の登場人物 銀行とノンバンクとの間で機能の相互補完を目指す連携は、常に、様々な形態で構想されていて、当然に失敗した事案もあるのですが、そこから見事に復活する人々もいるわけです。 スルガ銀行 金融の脱構築
20230810 銀行が普通の会社になるとき誰が一番困るのか 中古車販売会社のビッグモーターの不正が損害保険の需要を創造し、スルガ銀行の不正が融資の需要を創造していたことは、金融における真の成長とは何かについて、深刻な反省を強いるものです。 金融の脱構築
20230803 どう銀行が変わると銀行持株会社が普通の持株会社になるのか 普通の持株会社では、子会社に銀行があっても、他の子会社の業務は制限されないのに、銀行持株会社では、銀行の兄弟会社の業務範囲が厳しく規制されるのは、不合理ではないか。 金融の脱構築
20230727 クレディセゾンとスルガ銀行の提携が成功し得ないわけ クレディセゾンとスルガ銀行の提携は、両社が厳格に規律を守れば、成果を生むはずがなく、成果と称するものが生まれるとしたら、両社の規律の弛緩のもとで、危険な帰結を招くかもしれません。 コーポレートガバナンス 金融の脱構築
20230720 バンクとノンバンクとの間の越え難き壁を越えるには バンクとノンバンクは、明確に棲み分けているからこそ、それぞれの存在意義が光るのであって、両者の厳格な規律のもとでの連携はあり得ても、安易な提携や統合はあり得ません。 金融の脱構築
20230601 ノンバンク金融仲介における投資としての融資の意義 ノンバンク金融仲介とは、銀行等に固有の諸制約のもとで、銀行等が融資できない先に、投資運用業者等が融資することですが、さて、投資としての融資は、いかなる要件を充足すべきか。 金融の脱構築
20230525 日陰の存在を脱して陽が当たるノンバンク金融仲介 産業界にとって、融資を受けることは、基本的な資金調達手法ですが、融資を行うものには、バンクのほかに、ノンバンクがあります。さて、ノンバンクの社会的存在意義は、どこにあるのか。 金融の脱構築
20220317 金融機関は非金融の金融機能に勝てるのか 金融機能は、金融の領域において、金融機関から提供されているほか、非金融の領域において、商取引等のなかに内包されて利用されてもいます。さて、金融と非金融の境界は、どうあるべきか。 金融の脱構築