20220714 投資の基本は分類して統治することである 資産分類は投資方法に大きな影響を与え、投資の技術の高度化は、必ず資産分類の変更を伴います。では、投資を効率化させるためには、どのように資産は分類されるべきか。 投資戦略論
20220707 巨艦GPIFの丸木舟のような原始的素朴さ 投資においては、資産配分の決定が最も重要なのですが、配分には選択が先行し、選択には分類が先行するはずです。では、資産は、いかに分類され、選択され、配分されるべきか。 投資戦略論
20220609 キャピタルストラクチャの最下位の株式が投資価値をもつために 投資対象として株式を選択してから、投資先企業を選択するのは、順序がおかしくないか。投資すべき事業を選択し、その事業領域の企業を選択し、最後に株式や社債などの手段を選択すべきではないのか。 投資戦略論 株式投資
20220602 パブリックな市場ではパッシブに、プライベートな市場ではアクティブに アクティブ運用の代表であるバリュー投資は、パブリックな市場では、パッシブ運用に押されて衰退していますが、プライベートな市場では健在です。今や、投資の王道はプライベートです。 投資戦略論
20220526 上手に儲ける投資はオポチュニスティックに 資金調達が必要なのに、諸般の事情で困難になっている企業があるとき、そこに資金供給することは、金融の社会的機能の本質であり、同時に、投資の絶好の機会、即ちオポチュニティーなのです。 投資戦略論
20220324 日本的なものを徹底した先の真のグローバル グローバル経済とか、グローバル人材の育成だとか、グローバルという言葉が頻繁に使われますが、グローバルとは何のことか、そこには、何か理念的なものはないのか。 投資戦略論
20140529 リスク分散という誤謬について リスク分散ということは、投資の基本であるようにいわれますが、さて、どれだけの人が、その意味を正しく理解しているのでしょうか。一つの籠に卵を盛るな、という喩にしても、ある種の損益相殺という漠然たる理解にしても、分散によって管理できるリスクと管理できないリスクの峻別を弁えない限り、リスク分散という言葉で本来意図されてきた投資の本質を把握することはできないでしょう。 投資戦略論
20140522 冒険者はリスクを冒さない 冒険者とは、読んで字のごとく、危険を冒す人のことでしょうから、冒険者がリスクを冒さないとは、さて、どういうことか。それは、冒険者の自覚では、リスクは完全に制御可能なものとして認識されており、リスクに対する姿勢において、リスクを冒すという表現が不適切であるような境地に、冒険者は立っているということです。 投資戦略論
20140515 リスクをとるという誤謬について 投資の世界では、リスクをとることが当然の前提であるかのように考えられています。しかしながら、もしも、リスクが単に損失の可能性を意味するだけならば、誰もリスクはとらないでしょう。リスクをとるとリターンが得られるというのは誤謬ではないのか。誤謬でないのならば、リスクをとるということは、損失の可能性を受け入れること以上の何かでなければならないはずです。 投資戦略論
20130918 日本にこだわってこそのグローバル 企業、マスコミ、教育......あらゆる場で「グローバル」という言葉が飛び交っています。しかし、「グローバル」とは何のことでしょうか。「グローバル」と「インターナショナル」の違いは? 英語化というような表層の次元や、企業の多国籍化や自由貿易の拡大というような経済現象の地平を超えた、根本的な理念について論じます。 投資戦略論