用語集

金融庁

2017/06/08更新

金融庁は、2017年3月30日「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表した。これは、ソフトローであり、金融庁がプリンシプル、即ち金融事業者の自律的な行動原則に委ねることである。従って、「顧客本位の業務運営に関する原則」が施策として機能するためには、金融事業者が自主自律的に主旨を受け入れて、自分自身の経営行動原則を定め、自分自身の言葉で顧客に対して確約し、約束を確実に履行していかなければならない。 原則が正式に公表されるまで、金融庁は「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」という表現を用いていた。このフィデューシャリー・デューティーは、既に2014年9月に金融庁が公表した「金融モニタリング基本方針」おいて、金融機関に徹底が求められていた。それに呼応して、金融界には、自主的にフィデューシャリー宣言を定める動きもあったが、規範としての実質的内容の伴わない言葉だけの宣言へと堕落する傾向が顕著となったこともあり、今回、ソフトローとして公表されるに至ったのである。

2016/06/27更新
金融庁は、森長官のもと、金融行政の革命的転換を、強力に、かつ急速に、推進している。まず、2014年9月の「金融モニタリング基本方針」で、金融行政手法として、監督と検査という取り締まり的用語を使わず、モニタリングとし、より優れた業務運営(ベストプラクティス)に向けた経営改善が図られているかという視点への転換を行った。同時に重点施策として「資産運用の高度化」を掲げ、フィデューシャリー・デューティーという新しい概念を導入した。2015年9月の「金融行政方針」においては、「金融行政の目的」は、改めて経済の安定成長への貢献と位置づけ、「金融庁の改革」では、職員の一人一人が、省益ではなく、「国益への貢献」を追求し、困難な課題にも主体的に取り組んでいくことを求めている。

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