7/23(火)15:40~16:15
資産運用セミナー

vol.17 預金取扱金融機関の経営課題

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信用創造機能は画期的な発明で、経済が成長する過程では極めて効果がありましたが、今となっては、預貸率の悪化が、預金取扱金融機関の経営を難しくしています。経済環境に対して最適な金融構造が求められるなか、日本の現状と金融構造にはミスマッチが起きています。抜本的な構造改革が進められているなかで、預金の一方的増加を阻止することは重要な施策となりますが、フィデューシャリー・デューティーの法制化とも言える金商法等改正に則った対応が必要です。

(文責:ティ)
講   師 :森本 紀行

動画視聴用2023年度資料:https://www.fromhc.com/240220_HCseminar_49.pdf
 

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
預金が消滅する近未来社会の構図」(2019.7.18掲載)
超成熟期に突入し、資金の蓄積過剰となった今、お金の稀少性は失われ、稀少性のないものを単に提供しても、事業として成立するはずもなくなっています。預金を放棄すれば、経営の自由度は大幅に拡大し、伝統的な金融の領域の外へも展開できます。 顧客の利益の視点で自由に考え、最善を尽くして顧客のために働こうとするとき、預金取扱金融機関の衣が不自由なら、脱げばいいと論じています。

金融の王道は信用金庫と信用組合にあり」(2019.8.1掲載)
協同組織金融機関は、金融排除された仲間を救おうと、相互扶助精神から共同体を基盤として生まれ、情報の対称性を得やすく、顧客の事情に合わせた金融のあり方を工夫できます。同じ預金取扱業でありながら、顧客不在に陥りがちな銀行との違いについてよくわかる論考です。

なぜ信用金庫には顧客の顔が見えるのか」(2021.2.18掲載)
信用金庫は顧客との間に情報の対称性があり、全面的に融資先の進展発展を理解しながら融資の可否を判断している特徴から、顧客本位の本質の実践をしています。「貸さぬも親切」を例に信用金庫ならではのビジネスモデルを説明しております。

 
●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体
本書のタイトル、「消えた銀行員」の「消えた」には2つの意味が込められています。 1つはリスクをとれる銀行と銀行員が「消えた」こと。もう一つは伝統的金融に安住することを止めて変革に歩みだし、銀行員の枠組みから「消えた」ことです。 金融で何ができるかではなく、地域にとって必要なことは何か、と考えて行動した方々の多種多様な実例が紹介されています。

対話する銀行-現場のリーダーが描く未来の金融
本書は、地域金融機関に対してコンサルティングを行う著者が、実際の現場で働く方々との対話の場として開催した、「VCFネットワーク」での内容が元となっています。各章ゲストから投げかけられる問いに対して、奮闘するバンカー達の姿が描かれています。 個人として現状をよしとしない思いを対話の場につなぎ、問題意識を共有化することで組織を動かす大きな力に成り得るのではないかと勇気づけらます。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
信用創造
金融の市場化
顧客本位
(文責:ティ)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

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HCアセットマネジメント株式会社

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