1997年に自主廃業した山一證券において、会社に残り「しんがり」を務めた12人の社員たちの姿を描いたノンフィクションです。
著者・清武英利氏の綿密な取材により、他の社員が次々と会社を離れる中、窓際社員として扱われていた12人が、自らの意志で残り、誰も手をつけたがらない社内の不正を明らかにするという、社会的責任に向き合った過程が克明に描かれています。
特に印象的なのは、会社が崩壊した後も、顧客対応、社内資料の整理、関係機関との折衝など、困難な業務に静かな覚悟と責任感を持って取り組む姿です。辞めることもできた状況で、あえて残ることを選び、企業人としての誇りを貫いた彼らの姿勢には、学ぶべきことが多くあります。
登場人物たちの人間性や葛藤が丁寧に描かれており、読み物としても非常に魅力的なおすすめの一冊です。
著者・清武英利氏の綿密な取材により、他の社員が次々と会社を離れる中、窓際社員として扱われていた12人が、自らの意志で残り、誰も手をつけたがらない社内の不正を明らかにするという、社会的責任に向き合った過程が克明に描かれています。
特に印象的なのは、会社が崩壊した後も、顧客対応、社内資料の整理、関係機関との折衝など、困難な業務に静かな覚悟と責任感を持って取り組む姿です。辞めることもできた状況で、あえて残ることを選び、企業人としての誇りを貫いた彼らの姿勢には、学ぶべきことが多くあります。
登場人物たちの人間性や葛藤が丁寧に描かれており、読み物としても非常に魅力的なおすすめの一冊です。
この本を紹介した人

広瀬 橋明
HCアセットマネジメント株式会社投資運用機能所属
2022年にHCアセットマネジメント株式会社に新卒で入社。 現在はポートフォリオマネージャーのサポートに従事。趣味は料理とサウナと珈琲。