金融の世界史-バブルと戦争と株式市場-

金融の世界史-バブルと戦争と株式市場-

著者 板谷敏彦
出版社 新潮選書
発行日 2013/05/25
 貨幣が発明される前に、既に、金利も銀行も存在していたメソポタミア文明の時代から、サブプライムローンの延滞により世界的な信用収縮が起きたリーマンショックまでの金融の歴史を学べる本です。
 前半では、どのような社会需要から金融が発展していったのか、金融の始まりとその発展について歴史的なエピソードを事例に説明しています。
後半では、特に戦争やバブルが市場に与えた影響について探求し、最終章では現代の複雑な投資理論について解説しています。
 そもそも金融とは何なのかから始まり、金融の成り立ちを理解し、現代まで発展してきた金融の連続性を知ることで、様々な金融機能、金融商品の役割、存在意義について根源的な観点から再考させられました。また、金融への興味が深まるきっかけとなる一冊でした。
 金融の歴史を総括するものではありますが、全体的に難しい用語は使わず、各話が短編でかつコラムのような読みやすい文章で構成されているため、金融業に携わる方だけでなく、金融に苦手意識がある方にも楽しめる一冊だと思います。

この本を紹介した人

翁 将也

HCアセットマネジメント株式会社投資運用機能所属

2021年にHCアセットマネジメント株式会社に新卒で入社。現在はポートフォリオマネージャーのサポートに従事。趣味は旅行。