2019年1月15日(火)開催 HC資産運用セミナーvol.133『新しい資産選択と配分の理論』セミナーレポート

HCセミナー
■動画ダイジェスト



 どのように資産を選択するかを考える前提として、資産とはどういうものを指すのかを把握する必要がある。資産とは、キャッシュを生み出すものである。
そうすると、資産の分類・選択とそれに基づく配分を決定する一番素直な手法とは、キャッシュフローの源泉を基礎として判断することである。
 また、投資の対象の判断において事業性を評価しているということは、キャッシュフローの源泉に価値を見出しているということと等しい。キャッシュフローが途切れない源泉が価値のある源泉である。例えば、賃貸不動産なら、賃料をきちんと取れるものが収益源泉として優れているものだと判断される。

 キャッシュフローが途切れないものを資産の選択基準とした場合、次のステップとして、キャッシュフローを投資家へ分配する仕組み(資本構成)をどのように決定するか。キャッシュフローの源泉がよいからといって、安易に社債や株を購入するべきではない。なぜなら、キャッシュフローに価値があることが、キャッシュフローの源泉を有する個々の会社に価値があることに必ずしも直結しないからである。株式として投資するよりはるかにいい投資法があるならそれを選択し、株式として投資するのは、そのような投資法がないものに限られる。
 資産運用とは、ファイナンス方法を創造することであり、世界の経済活動のさまざまな部門についてリスクを特定し、それをカットアウトする手法に対して投資をすることである。
 成長産業である航空業界に投資し、キャッシュフローの恩恵にあやかりたいなら、倒産確率の高い個々の会社に投資するのではなく、航空機リースの手法によって投資をすることがファイナンス方法の工夫の一例としてあげられる。
 このように、ファイナンスの方法を工夫していくことによって金融は発展する。



以上

(文責:宮里、大山)

当日配布資料をPDFでダウンロードすることが可能です。






■セミナーで実施したアンケートの集計結果


Q1. 現在、資産分類を考える際に、どの軸を重視して分類を設けていますか。下記のうち、重視するものをすべて選択し、番号に○をつけてください。

1. パブリック/プライベート
2. 円/外国通貨
3. 日本/外国
4. 事業キャッシュフローの源泉
5. 資本構成(債権、債券、メザニン、株式)
6. コーポレートファイナンス/オブジェクトファイナンス
7. 常態/非常態(創業・開発、破綻、再編・整理)
8. その他

Q2. 1で回答したもの以外で、今後、資産分類を考える際に、取り入れたい軸はどれですか。下記のうち、あてはまるものをすべて選択し、番号に○をつけてください。


<クリックで拡大>
1. パブリック/プライベート
2. 円/外国通貨
3. 日本/外国
4. 事業キャッシュフローの源泉
5. 資本構成(債権、債券、メザニン、株式)
6. コーポレートファイナンス/オブジェクトファイナンス
7. 常態/非常態(創業・開発、破綻、再編・整理)
8. その他
9. なし


アンケート結果をPDFでダウンロードすることが可能です。