主要株主

2023/06/22更新
主要株主とは、企業の議決権のある株式を10%以上保有する大口の株主のことですが、銀行法上の主要株主とは、銀行の議決権の20%以上を保有する株主のことです。また、議決権の15%保有でも、取締役を派遣すれば主要株主に該当します。主要株主になるためには、金融庁の認可を得る必要がありますが、2001年12月の銀行法改正によって主要株主の制度が設けられたのは、ITの進展などに伴い異業種が銀行業に参入してくることを想定し、それを排除するのではなく、単に、銀行経営の安定性との間に適切な均衡を図るためであり、審査は形式要件の確認にすぎないものです。

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