投資非適格債券(ハイ・イールド債券/High yield bond)

2016/06/27更新
格付機関による信用格付が所謂投資適格未満の債券を指す。金融の常識として、債券の場合は、信用リスクの大きなものほど、そのリスクを補償するように、金利が高くなる。理論的には、信用リスクが数量化できれば、リスク一単位当たりの金利は同じになるのが市場の効率性であるが、現実にはそうはならない。ハイ・イールド債券の市場には、非効率があり、信用リスクが求める金利以上に、金利が高くなりやすく、そこに、ハイ・イールド債券の魅力がある。多くの投資家は、投資非適格債券の組み入れ比率に制限をつけており、投資の機会を捉えにくいためである。

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