年⾦積⽴⾦管理運用独⽴⾏政法⼈(GPIF)

2016/06/27更新
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、厚生年金と国民年金の管理運用業務を行う機関である。GPIFの運用については、個別具体的な運用内容について議論されがちであるが、それは、公的年金の給付の原資であるという資産性格と、その性格に基づく社会的機能の視点からしか決定し得ないのであり、重要なのは、GPIFが完全に独立し、本来の機能に即して資産運用方針を決め、その決定の正当性を保証し、規律をもって決定を実行に移していくような統治のあり方を確立することである。また、GPIF自身にも、現在どういった方針でどのような対象にいくら投資している、という明瞭な説明をする能力が、フィデューシャリーとして求められる。

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