vol.40　投資運用業の構造変化

投資運用業は、1980年代の米国・英国における資本市場改革を契機に大きく成長し、バンキングシステムから資本市場へと資金の流れが移行したことで、より多くの投資機会の創出や市場の透明性・公正性が進展してきました。日本においても、現在「資産運用立国」を掲げ、投資運用業のさらなる発展が期待されています。本セミナーでは、投資運用業の構造変化と今後の可能性について考察します。

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「資産運用の担い手として、何をなすべきか」（2014.7.10掲載）
資本市場の発展に伴い、産業界の成長を促進するためには、資産運用者の役割が重要になります。投資運用業の役割と求められる責任について論じています。

「ノンバンク金融仲介における投資としての融資の意義」（2023.6.1掲載）
投資運用業を理解するうえで、ノンバンク金融仲介への理解は外せません。ノンバンクの存在の重要性とその役割について述べています。

「これで企業年金の資産運用から母体企業と親密な業者を排除できる」（2024.2.15掲載）
金融サービス提供法の改正で、企業年金等が金融事業者として明記されましたが、アセットオーナーとしての責務を果たすためには投資運用業者選定の見直しが必要になりそうです。
 

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社　代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命（現大樹生命）の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット（現ウィリス・タワーズワトソン）に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

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