vol.37 流動性の管理
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流動性が高い(低い)というのは、取引費用が低い(高い)ことを意味しています。非流動性といわれる資産を売却するためには大きな費用がかかる一方、資産を保有する投資家は流動性プレミアムの恩恵を受けることができます。資産運用において重要なことは、投資期間や投資資金の性格を考慮し、資産が安定的なインカムを創出し続けることであり、投資の本質に立ち返ることで流動性の意味、管理手法を再検討することが可能です。
参 加 費 :無料
動画視聴用2024年度資料:https://www.fromhc.com/250310_HCseminar_52.pdf
※2025年度資料は開催1週間前に掲載予定です
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「売れるから売る、売るから下がる、下がるから売るの悪循環を断つために」(2022.12.8掲載)
流動性は取引量ではなく、多数の市場参加者の多種多様な動機による売買という、需給の均衡によって規定されます。流動性の低いものは、リスク管理の複雑さや取引費用の大きさから割安に放置されやすいため、流動性は付加価値源泉になり得ます。投資の果実として利息、配当金、賃料などの資産から自然に分離して現金化してくるインカムを中心に構成することで、流動性の低いものへ投資することが可能なのです。
「リクィディティをめぐる諸問題」(2010.4.1掲載)
市場型のリスク管理は、リスクを売ることによるリスク管理であるため、投資対象の売却可能性を前提にしています。しかしながら、流動性のある資産は、その対価分だけ期待リターンは低くなります。従って、流動性を必要としないなら、あるいは、流動性を必要としない仕組みを作ることができれば、割安なものに投資できるということです。売りたくない資産を、見つけ、磨き、末永く保有することが投資の本質だと論じています。
講師・パネリスト紹介
森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
ご視聴方法
セミナーのご視聴には3つの方法があります。何れも費用はかかりません。①オンラインでのご視聴:ZOOMを使用して、リアルタイムでご視聴いただけます。各テーマの講演終了後には質疑応答の時間を設けております。②セミナー会場でのご視聴:社内に本格的なスタジオルームを新設しました。代表森本の蔵書も展示しております。③オンディマンド配信動画でのご視聴:ご視聴には動画視聴用IDの発行が必要です。「動画視聴ID発行ボタン」よりお手続きください。セミナー開催3営業日後14時半以降、fromHCよりオンディマンドで動画をご視聴いただけます。 動画配信開始は、メールニュース、Twitter、Facebookでもお知らせします。 掲載時にはメールニュース、Twitter、Facebookでお知らせします。メールニュース登録: https://www.fromhc.com/magazine/index
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