4/13(火)16:20~17:00
資産運用セミナー

vol.3 資産構成の最適化

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事業価値の合計値は企業価値と一致するはずですが、企業価値のほうが低いケースがあります。(コングロマリットディスカウント
日本の企業においては花形事業出身者が社長となるケースが多く見られますが、事業経営と企業経営では求められる資質は全く異なります。これでは企業改革は起きません。ガバナンスの欠陥ともいえるでしょう。
資産構成の最適化を図るならば、持株会社の設計にするか、調達を事業単位にしたほうが合理的です。投資家の視点から考えたとき、特定企業よりも、特定事業に投資したいと考える人はいるはずで、企業にとっても、成長分野のみ切り出してファイナンスするほうが調達コストは低いはずです。
では、金融が果たせる役割は何でしょうか。金融そのもので付加価値は出ないものの、経営を最適化する機能は果たせます。状況に応じた適切な融資をすることで、日本が変わるきっかけともなるでしょう。
人材は資産ですが、BSには載らないアセットです。ヒューマンキャピタルは、PL処理のみとなっているため、無限の可能性がある資産です。

(文責:飯塚)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
セミナー資料:https://www.fromhc.com/210413_HCseminar_3.pdf

参加者からのご質問
・オマハの賢人は何を考えているのか
・アセットライトについて、日本の企業の実態は

アンケートの集計結果
Q1. 資金調達の一つの重要な方法に、資産の売却がありますが、コーポレート・ガバナンスとの関連でアセット・ファイナンスの社会的意義として、一番重要と考えるものをお選びください。
1.    アセット・ファイナンスの対象になるのは、企業経営にとって必要な資産であり、売却後も利用する。利用するから賃料・使用料が発生する。だからこそ、リアル・アセットは投資価値を持った資産となる。
2.    流動化できる資産は、一般的な利用に供せられる資産に限られる。もしも、徹底的にアセット・ファイナンスを推進すれば、残された資産は、ユニークな資産やその企業固有のビジネスの中核をなすものであり、企業価値そのものを純粋に表現することになり、企業の資産の利用効率は最も良くなるはずである。
3.    資金調達の社会的責任として、アセット・ファイナンスによる資金調達を行おうとする企業は、投資価値のある資産を売却しなければならない。これに逸脱した例として、サブプライム問題がある。
4.    その他


Q2. アセットライトが進展すると、新たな投資対象が生み出されますが、投資方針についてどのように考えますか。
1.    相対的に高い利回りが確保できるので、積極的に投資したい。
2.    投資対象により対応が異なる。不動産関連はわかりやすいので投資対象にできるが、リース物件などは、まだ投資対象としての歴史も浅く消極方針とせざるをえない。
3.    良いものがあれば、オルタナティブの投資枠で投資する。
4.    仕組みが難しそうなので、投資対象として考えづらい。
5.    その他

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
アセット・ファイナンスの社会的意義」(2010.4.8掲載)
資金調達の一つの重要な方法に、資産の売却があります。必要のない資産を売るのは当然のことですが、必要な資産を売るから、金融の一つの方法論として意味を持ちます。本論考ではコーポレート・ガバナンスとの関連におけるアセット・ファイナンスの社会的意義について取り上げています。
アセット・ファイナンスにおける問題点については、仕組みの問題ではなく、資金調達を行う企業の倫理が決定的に重要であるということが述べられています。

金融の革新と人的資本経営の極限」(2012.11.1掲載)
企業経営において、事業に必要な資産もアセットファイナンスにより外部化すると、企業の貸借対照表は随分小さくなり、多くの場合経営指標は改善するでしょう。
人材についても、企業固有の付加価値創造に寄与する人材の厳選を徹底すれば、企業の経営効率は最大化するだろうという究極の資産構成の最適化を論じています。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
アセットライト(Asset Light)
アセット・ファイナンス(Asset Finance)
オペレーティングリース(Operating Lease)

(文責:飯塚)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
FAX 03-6685-0686