"流動性のプレミアムを支払うことは非効率?"の問いに「基本的なリスク管理手法が売却による銘柄の入替えにある以上、運用資金の性格とかかわりなく、流動性は必要である。」と最も多くの方が回答。

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今回の調査の対象は弊社月例資産運用セミナーにご参加頂いた機関投資家をはじめとする資産運用業界関係者で、全参加者39名中23名の方に流動性のプレミアムの支払いの是非・ヘッジファンドなどの条件変更に対する考え方について、アンケートにご協力頂きました。

<br /><br />Q1一般に、流動性のある証券(市場における換価性の高い証券)は、その分、割高だと考えられています。つまり、投資家は、理論上、流動性のプレミアムを支払っていることになります。そこで、長期的に運用されている資金の場合、このような流動性のプレミアムを支払うことは、非効率であるとの考え方もありますが、この点について、どのようにお考えでしょうか。最も近いものを一つだけお選びください。

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①証券運用の基本的なリスク管理手法が売却による銘柄の入替えにある以上、運用資金の性格とかかわりなく、流動性は必要である。
②流動性の高い証券は、価格の変動率も大きくなりがちなので、リスク管理の観点からは、流動性のプレミアムを支払うことが有益とは限らない。
③長期運用の基本は、逆に、流動性のプレミアムを積極的にとることにあるので、流動性のプレミアムを支払うことは、非効率である。
④その他


最も多かった回答は「①証券運用の基本的なリスク管理手法が売却による銘柄の入替えにある以上、運用資金の性格とかかわりなく、流動性は必要である。」で、48%の方が回答しました。

<br /><br />Q2ヘッジファンドなどで、解約にともなう換価が困難である、もしくは、マーケットインパクトが大きくて投資家に不利益な場合がある、などの理由で、解約しにくい方向へ条件変更する事例があります。この点について、どのようにお考えでしょうか。どちらか一つをお選びください。


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①投資家にとって不利益な変更である。
②表面的には不利益な変更だが、実質的には投資家の利益になる変更である。





こちらは回答が2つに分かれましたが、②の「表面的には不利益な変更だが、実質的には投資家の利益になる変更である」が52%と若干多く、①の「投資家にとって不利益な変更である。は48%という結果となりました。

-“収益源泉としての「時間」”セミナーテーマにおけるアンケート-は以上となります。
なお、本セミナーのまとめや、当日配布資料についてはセミナーレポートからご覧頂けます。

また、7/27(月)に緊急特別セミナー「低金利下の債券運用の革新」を開催致します!皆様のご参加を是非ともお待ちしております!