symposium vol.2 2008 Summer 今こそ見直せ、日本株アクティブ! レポート[2] 

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後半のパネルディスカッションでは、株式運用におけるベンチマークの意味と徹底したアクティブ運用の効果を中心に、活発な議論が展開されました。
山本平氏は、ベンチマークを意識しない自由な運用は価値が高いのだが、企業年金の資産運用では、コンサルタントの理解が得にくいという問題点を指摘されました。

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八木博一氏は、環境の変化に応じて、母体企業に資産運用のリスクを下げる方向での新たな運用提案をしていく企業年金基金の積極姿勢の重要性を語られました。また、運用会社に対しては、「セコム企業年金基金が食べたいのは、しっかりとした天丼やうな重なのに、出てくるものは、白いご飯にパラパラとふりかけをかけたようなものばかり。」との辛口コメントを飛ばされました。

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丹後耕造氏は、株式市場の循環性に着目した独自の運用手法と、厳選25銘柄にこだわる徹底したボトムアップの哲学を、長い経験に裏付けられた信念をもって語られました。特に、循環変動する市場の中で、哲学を一貫して曲げないことの重要性と、厳選に厳選を重ねると、時には25銘柄すら選べないときもあるという銘柄選択の厳しさを力説されました

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佐野順一郎氏は、日本企業の経営者の意識が大きく変化していて、外部株主の質問状にも丁寧に回答されることが多くなっていると語られました。また、いま話題になっているアクティビズムについて、良いアクティビズムと悪いアクティビズムがあるとして、経営者とともに会社を良くしていく本当のアクティビズムの有効性を話されました。




※当日配布資料をPDFでダウンロードすることが可能です。