Alithion Capital Management Pte. Ltd.
夜久朗氏インタビュー

interviewer:橋本 あかね(HCアセットマネジメント㈱ 常務取締役 運用部長) photographs:佐藤 亘
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夜久様(アリシオン社)がお持ちの投資哲学と運用の特色についてお聞かせください。

夜久様(アリシオン社)がお持ちの投資哲学と運用の特色についてお聞かせください。
 我々は、市場における様々なプロダクトの価格形成は、多様な参加者の投資行動の結果であるという前提に、その変動過程における非合理的な動きに常に着目し、収益機会を見出すという考え方を哲学として持っております。各々のプロダクトのファンダメンタル、フェアバリュー、成長性を考慮する事は重要ですが、それのみを盲信して投資はしないようにしております。期待値が高いと思われる投資機会に数多く分散投資をして、精度の高い短期のスパンの売買に重点を置くという運用を続けております。これらの投資哲学を持って、市場の上下にかかわらない絶対リターンをお客様に安定してお届けするよう努力を続けていくつもりです。

今、良くも悪くも日本市場に対する注目度が内外から高まっていると思われますが、夜久様が注目される日本市場の利点あるいは難しさ、また投資機会について教えて頂けますでしょうか。

今、良くも悪くも日本市場に対する注目度が内外から高まっていると思われますが、夜久様が注目される日本市場の利点あるいは難しさ、また投資機会について教えて頂けますでしょうか。

 日本市場は、世界でも有数の多様な参加者、流動性を持った大変魅力的な市場であると考えております。また、大きな利点として 豊富な投資機会に参加する際にかかる費用、すなわち執行コスト、借株コスト等が他のメジャーな市場と比較して低い点が上げられます。

運用の仕事に携わろうと思われたきっかけについてお聞かせください。

運用の仕事に携わろうと思われたきっかけについてお聞かせください。
 私は証券金融の世界にあこがれて、最初は野村のリテール営業を経て、欧州系の法人営業と約4年間営業部門に居りました。その間、日本市場に派生商品の市場が整備されていくのを目の前で見ながら、派生商品のトレードにかかわる仕事に強い関心を持つ様になって行きました。その後当時のスイス銀行(UBS)が始めた米国オコーナー社との派生商品の新規ジョイント会社に入社する機会を頂きまして、トレーディング部門の仕事を得る事が出来ました。その際シカゴ拠点の米国人の先輩方より、当時としては新しかった派生商品の価格形成、トレード手法、リスク管理の方法など勉強させていただきながら、徐々にポジションを任されていくようになっていきました。当時90年代の日本市場は世界でもまれにみる弱気相場で数々の急落、急騰場面を経験していく中で、ポジションのリスクヘッジの手法を身につけていく事が出来まして、その事がその後のみずほ証券における株式トレーディング部門における様々なプロダクト運用に役に立ったと考えております。

日本の金融マンとして果たしたいと思われることについて教えてください。

日本の金融マンとして果たしたいと思われることについて教えてください。

 国内外のお客様に日本市場の投資機会、利点などを、弊社の運用手法や成果を通じてアピールする事ができれば素晴らしい事だと考えております。

投資に関するお奨めの書籍を1冊ご紹介頂けますでしょうか。(書籍の概要・感想・評価についてご記入下さい。)

投資に関するお奨めの書籍を1冊ご紹介頂けますでしょうか。(書籍の概要・感想・評価についてご記入下さい。)
 ピーター・バーンスタイン氏著の“リスク”という本は、人類が、紀元前から世の中の色々な物の変動に悩まされリスクをどう取っていくかという行動のよりどころとして、確率という概念を作り上げていく過程を描いた本で、大変面白い歴史物だと思います。

主に業務に関する情報収集の為に、毎日チェックされている媒体(新聞・雑誌・webサイト等)を教えてください。

主に業務に関する情報収集の為に、毎日チェックされている媒体(新聞・雑誌・webサイト等)を教えてください。

 日経新聞、その他主要全国紙の見出し等は、毎朝確認するようしております。また各情報ベンダー【ブルムバーグ,クイック等】から発信されているニュースは常にモニターできるようにしております。

インタビュー後記

 日本市場の世界に誇れる特性を活かせば、収益機会を捉えることは出来る、との力強いご信念。流動性の高さ、執行コストの低さ、銘柄数の多さ。 伝統的な運用だけで対応するステージでは無いことを改めて感じ、ハッとしました。



インタビューは以上になります。


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