TOP > 特集・レポート > バリューアップにおける投資先への関与のあり方について
『実業レベルでの支援ができることが重要』と50%の方が回答

特集・レポートバックナンバー

2009年11月30日2009:11:30:10:20:36

~“非流動資産への投資と時価評価”セミナーテーマにおけるアンケート~

バリューアップにおける投資先への関与のあり方について
『実業レベルでの支援ができることが重要』と50%の方が回答


今回の調査の対象は弊社月例資産運用セミナーにご参加頂いた機関投資家をはじめとする資産運用業界関係者で、全参加者43名中28名の方にバリューアップにおける投資先への関与のあり方とプライベートな投資の時価評価について、アンケートにご協力頂きました。



Q1 パブリックな運用は、個別銘柄の売買(低い価値のものから高い価値のものへの入替え)によって、ポートフォリオ全体の価値を高める運用ですが、プライベートな運用は、売買によらずに、投資先への積極的関与によって、個別銘柄ごとの価値を高める、いわゆるバリューアップ(Value Up)型の運用です。さて、そのバリューアップにおける投資先への関与のあり方について、次のどれが重要だとお考えでしょうか。一番重要と思われるものを、一つだけお選びください。

①本来的に、事業投資に近い性格を帯びるものなので、企業への投資(株式であれ、債権・メザニンであれ)であれば売上げの拡大、不動産等であれば賃料等の増収という、実業のレベルでの支援ができることが重要である。

②実業は、投資先の企業等の内部問題であって、個別性が高い。投資としての関与のレベルでは、実業を支える一般的経営資源管理(人事、財務、IT、ロジスティックスなど)の分野での、コスト削減や効率改善に、重点を置くべきである。

③投資というのは、あくまでも実業を金融的に支援することなので、成長資本の調達や、財務的なリストラクチャリングなど、最適資本構成の提案と、その実現支援に、特化すべきである。

④投資というのは、所詮は、時間の利益を供与すること、つまり、一時的に保有者のいなくなったリスクを預かることなので、投資時の価値の維持が基本であって、できるだけ早く、回収の道筋をつけることが重要である。故に、投資先に対するバリューアップが問題ではなくて、エグジット先へのバリューアップ提案が重要である。

⑤その他


こちらは、①が50%を占め、最も多い回答となりました。



Q2 プライベートな投資の時価評価について、どのように、お考えでしょうか。一番近いものを、一つだけお選びください。

①簿価(取得時コスト)評価でよい。減損も、明らかな劣化が認められる場合に限ってよい。

②簿価(取得時コスト)評価でよいのだが、資産査定は厳格にして、積極的な減損を行うべきである。

③類似案件の参考取引価格や収益還元法などを用いてでも、実勢価格に近い評価時価をつけるべきである。
  
④その他


こちらは、①が43%、②が46%と回答が二つに分かれました。



“非流動資産への投資と時価評価”セミナーテーマにおけるアンケートは以上となります。
なお、本セミナーのまとめや、当日配布資料についてはセミナーレポートからご覧頂けます。

次回12/17(木)開催・月例資産運用セミナーは「いい運用会社」とはとなります。皆様のご参加を是非ともお待ちしております。

Get Adobe ReaderPDF形式のファイルをご覧頂く際は、アドビリーダーが必要です。アドビリーダーは、Adobe社のサイトから無償でダウンロードできます。左のボタンを押してAdobe社の日本語サイトよりAdobe Reader(アドビリーダー)[無償]をダウンロードしインストールしてください。

特集・レポートバックナンバーカテゴリ:HCセミナー・アンケートレポート

2012年1月18日2012:01:18:15:22:31
発表元:1/11開催・弊社月例資産運用セミナー
“成長資本としての株式への投資が成り立つ条件~キャピタルストラクチャ最下位にすぎない株式が魅力をもつ条件~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

株式(日本および外国)に対する年金基金の投資のあり方について、「魅力度に応じて、ゼロも含めて、組み入れを検討すればよい 」が57%「なくなることはあり得ない」が43%

記事をチェック

2011年12月21日2011:12:21:13:00:42
発表元:12/14開催・弊社月例資産運用セミナー
“「いい運用会社」とは~プロフェッショナル倫理とプロフェッショナルを活かす組織的条件~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

運用会社選定の決め手とすべきものは?
「運用戦略の合理性や、それを支える組織人材の質」と91%の方が回答する一方、現実に決め手となっている要素は「過去の運用実績」と回答する方が45%で最多

記事をチェック

2011年12月 5日2011:12:05:10:52:49
発表元:11/09開催・弊社月例資産運用セミナー
“非流動資産への投資の魅力~市場型リスク管理の限界とプライベートな関係性の中でのリスク管理~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

流動性の低い資産の組入れの検討については様々な意見で結果が分かれる

記事をチェック

2011年10月26日2011:10:26:10:53:06
発表元:10/14開催・弊社月例資産運用セミナー
“キャッシュフローの創出力を高める努力としての資産運用~伝統的な資産管理方法の根本的な刷新~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

不動産という投資機会の参画方法について年金基金の運用方法として資金特性に最も適しているのは?「CMBSへの投資」が最も多く46%の方が回答

記事をチェック

2011年9月30日2011:09:30:14:59:52
発表元:9/14開催・弊社月例資産運用セミナー
“日本の年金資産運用の歴史~変革と危機の歴史に学ぶ知恵と将来への展望~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

企業年金の運用を見直す際、考慮すべき外的要因は「積立不足、成熟度の高まりと給付額 の増加など、制度に内在する課題」と過半数(52%)の方々が回答

記事をチェック

2011年8月18日2011:08:18:11:20:00
発表元:8/10開催・弊社月例資産運用セミナー
“キャッシュフローを生む力としての資産価値~時価(キャッシュフローの現在価値)からキャッシュフローそのものへ~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

不動産の運用については、「本質は、賃料収入を得ることなので、将来的な価格上昇は見込むべきではない」と回答した方が全体の71%

記事をチェック

2011年7月21日2011:07:21:16:02:31
発表元:7/13開催・弊社月例資産運用セミナー
“実物資産投資とアセットファイナンスの意義と方法~資産を使った資金調達の仕組みと資本市場の構造変化~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

実物資産投資を検討する動機は?
「安定的なキャッシュフローを得るために」と最も多く の方(64%)が回答

記事をチェック

2011年6月17日2011:06:17:17:24:51
発表元:6/8開催・弊社月例資産運用セミナー
“金融の社会的機能と資産運用~産業の発展を金融的に支援するという投資の原点への回帰~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

「資産担保証券について、原資産に投資価値がないときでも、証券の構造を工夫することで、投資価値を作ることができるか?」
57%が原理的にあり得ないと回答

記事をチェック

2011年5月20日2011:05:20:17:35:43
発表元:5/11開催・弊社月例資産運用セミナー
“債券運用におけるニッチな投資領域の魅力~債務を意識した運用における金利リスクの管理~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

債務を上回る付加価値を実現するためには、どのような資産構成を目指すべきか?
『債券(債権含む)を中心とした運用の中で、金利リスク以外のリスクの多様化を図ること』と回答した方が55%以上

記事をチェック

2011年4月21日2011:04:21:09:41:54
発表元:4/13開催・弊社月例資産運用セミナー
“事業価値とキャピタルストラクチャ~「証券」への投資から「事業」への投資へ~”にて、
セミナーテーマに関するアンケートを行いました。

株価と経営行動の観点から
過去の日本の株価が、平均値として上昇しない理由は?
「低成長を前提にしたコスト管理的側面が強くなりすぎて、肝心の成長志向が弱くなったから」と回答した方が38%で最多

記事をチェック