AI(Artificial Intelligence)

2018/03/07更新
Artificial Intelligence人口知能。様々な分野に活用されているが、金融分野の新たなサービスがフィンテックであり、そこにも多様な可能性がある。一例は、融資の審査に利用することである。しかしながら、どれほど処理データ量を増やしても、処理速度を速くしても、百倍、千倍というような桁違いに処理能力を高めても、固定された推論のルールをもつシステムである限り、それは、本質的な革新としてのAIではなく、従来からあるものの単なる程度における進化にすぎない。真にAIと呼ばれるべきものは、融資の原則、あるいは哲学が確立していることを前提にして、新たなルールが状況に応じて生成されるものでなければならない。つまり、それなりに精緻に標準化され、客観化された現在の審査のあり方の上に、新たなルール、例えば金融庁がいうような事業性評価を創造的に付加することができなければならないのである。

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