用語集

顧客本位

2017/01/12更新
金融をはじめとして、社会的に重要な機能、所謂規制業については、実質的な内容の充実、即ち、顧客本位に基づく顧客満足を実現することが必要である。ところが、規制による弊害も多く、必需を超えた需要の創造や、無駄な機能の膨張による表層的な付加価値の追求が起きる、つまり、顧客本位を超えた顧客満足の追求である。金融庁は、おかしげな投資信託が売れている事実を問題視し、投資信託の機能を、明確に、国民の資産形成として再定義し、その機能の充実のために、金融機関に対して、「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」を求めるに至った。ここでいう顧客本位とは、表層的な顧客満足ではない。投資信託を資産形成という機能に純化させようとするとき、そこから、不純な機能は分化させられ、それには、別のサービスなり商品なりで、対応すればよいことになる。つまり、国民の利益の視点で金融機能を純化させて、それぞれの機能について、顧客本位を貫徹すれば、顧客本位と顧客満足は、矛盾なく両立するということである。

関連記事