用語集

日本型金融排除

2016/11/10更新
金融庁が公表した2016事務年度の金融行政方針に記載された言葉。その意味は、お金を借りることができるはずの企業が、「十分な担保・保証」「高い信用力」等の財務指標を中心とした定型的な融資基準により、実際には、銀行等から排除されている、つまり、借りることができないのではないか。すべての金融機関が、企業との「共通価値の創造」を経営理念に掲げて実践すれば、金融機能の強化を通じて、「国民の厚生の増大」が実現するのではないかという仮説である。 「日本型」とついているのは、日本の金融は直接金融の機能が極めて弱いため、金融仲介機能において、「金融排除」がおきても、それを、市場機能において、補完代替できないという現象に注意喚起するためと思われる。つまり、「日本型金融排除」については、金融仲介機能の課題としての「共通価値の創造」の視点だけでなく、市場機能の課題としての「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」の視点も併せて、各金融機関において、総合的に自己採点されなくてはならないのである。

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