責任ある投資――資金の流れで未来を変える

責任ある投資――資金の流れで未来を変える

著者 水口 剛
出版社 岩波書店
発行日 2013/4/17
責任投資について体系的にまとまっています。欧米のSRIの歴史的変遷やESG投資などの解説をふまえつつ、「責任ある投資」のあるべき姿について書かれています。
と同時にプルーデントマンルールやスチュワードシップコードなど運用者としての責任の原則論については、投資判断の心構えを自分のなかに作るにあたっての再確認となりました。
サブタイトルの「資金の流れで未来を変える」の部分については、兵器産業に資金が向かえば、結果的に人類に損失を与える可能性が生じますし、環境に配慮した事業に資金が向かうことで、永続的な地球を未来に残すことにつながるという点などを諸外国の歴史・事例を紹介しながら論じられています。
これらの取り組みは巨大な資金量を持つ投資家が長期的に実践することで、有意義となるテーマであり、弊社のビジネスに置き換えたときには、資金量やファンド期間などに照らして、限界があるのですが、「資金の向かい先によって、未来が作られている」という側面はどのような場面にも当てはまるということを常に意識しながら、投資活動を考えたいと思うよいきっかけとなりました。
弊社のビジョンは、「未来創造型の成長資金需要と安定的な資金運用ニーズを直接つなぐ投資銀行」です。このなかの「未来創造型」という言葉に、このような思いを込めております。


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この本を紹介した人

上林 肇

株式会社S.O.W.アセットマネジメント
代表取締役

1990年 東急不動産入社。マンション・宅地開発、証券化事業、REIT立ち上げ業務に従事。 2003年 三菱証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)にて不動産私募ファンドアレンジ、REIT引受業務に従事。 2005年 ㈱SOWに入社。(2013年8月SOWAM代表取締役就任)

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